『お金に無頓着だった私』のその後 ― もう同じ失敗をしないために

📝 前回の記事はこちら →夫だけが管財人と面談。私は“見えない不安”に包まれていた日

「自己破産を経験するまで、私はお金のことに無頓着でした。けれど、その失敗から“本当に大切なこと”に気づきました。」

① 無頓着だった私

どうしてお金にルーズだったのか(原因や当時の価値観)

当時の私は、「足りなければ何とかなる」「カードがあるから大丈夫」と、
先送りの思考にすっかり慣れてしまっていました。

児童手当を使ってしまっても、「あとで返せばいい」と考えていたし、
妻名義のカード返済で家計が苦しくなっても、
「一時的なもの」「そのうちどうにかなる」と、自分に言い聞かせていた気がします。

借入によって一時的に支払いが楽になると、
「なんとか回っている」と錯覚し、自分のわずかなパート代も、自由に使えるようになっていました。
それがますます金銭感覚を鈍らせていったのだと思います。

家事、育児、そしてパートで毎日が慌ただしく、
お金の管理はどうしても後回し。
ノートに支払い予定をざっくり書くだけで、「何にいくら使ったか」までは見ていませんでした。

② 破産という現実と向き合って

自己破産の手続きについては、前の記事でも書いた通り、
私たちは弁護士さんに依頼し、準備を進めていきました。

正直、怖さも不安もありました。
でも、“現実から目を逸らさずに動いたこと”が、今思えば最初の一歩でした。

③ 私が変えると決めたこと

「信用」と「お金」に向き合うこと

破産を通じて、「信用は失ってからでは遅い」と痛感しました。

実は過去に、実家に置きっぱなしだった私名義のクレジットカードを、両親に使われてしまったことがあります。
「使っていい?」と聞かれて、「ダメだよ、私の信用に関わることだから」と断ったのに、「冷たい」「家族なのに」と怒られ、最終的には使用されてしまいました。

「カードは切るから」と言われても、私は「一度返してほしい」と伝えました。
でもその瞬間、「こっちで切っとくから!」と強く言われ、電話を一方的に切られてしまいました。

もしかしたら、本当に解約されたかもわかりません。
憶測のままでは不安で、CIC(信用情報機関)で確認しようかと思ったこともあります。

両親もまた、家計に対して無頓着な部分がありました。
特に母は、かつて職の安定しない父に代わって家計を支えていましたが、
今になって父の入院費などで生活が厳しくなったとき、
「生活保護を受けてみたら?」と私が言っても、
「恥ずかしい」「キャリアに傷がつく」と言って拒絶されました。

真面目で頑張り屋な母ですが、どこか「お金の問題=恥」と思ってしまうところがありました。
話し合いにならないことも多く、今は物理的にも精神的にも距離を取っています。

だからこそ私は思うのです。
「金銭感覚は、親から自然と影響を受けてしまう。でも、自分の代で変えることもできる」と。

④ 買い物・暮らしの選択を変える

「必要かどうか」で判断するようになった

破産後、私たちは戸建てを手放し、賃貸へ引っ越しました。
家の前の道路族の騒音や、お隣さんの嫌がらせから逃れるように出ていったあの選択は、結果として「無計画な弾丸トラベル」もやめるきっかけになりました。

自宅にいることがストレスだった当時、週末になると“思いつきで遠出する”ことで逃げようとしていたのだと思います。今は、落ち着いた環境で、穏やかに暮らせることのありがたさを実感しています。

⑤同じ失敗を繰り返さないために、私が続けていること

リベ(リベ大/リベラルアーツ大学)という、
お金・時間・人間関係など「人生を豊かにする力」を学べるYouTubeやオンラインコミュニティに出会ったことで、
私の「お金に対する考え方」だけでなく、「時間の使い方」も大きく変わりました。

以前の私は、給料日になると振込・支払い・現金の仕分けのために、
半日かけて何ヶ所もの銀行を回るのが当たり前でした。

でも今は、ネット銀行や自動振替を活用することで、
ほとんどの用事がスマホやパソコンで完結するように。

お金を“管理するための時間”がグッと減った分、
ブログを書いたり、家族と過ごす時間に充てられるようになりました。

たすくま
たすくま

リベラルアーツ大学(通称:リベ大)
YouTubeで「両学長」が運営する、人生の5つの自由(経済・時間・人間関係・健康・心)を

学べる無料コンテンツ。
わかりやすくて、堅苦しくなくて、私の人生にとって大きな学びの場所です。

今、私が続けている習慣

  • 月初に予算を立てる
  • 衝動買いを防ぐ「1日寝かせる」ルール
  • 「安いから買う」をやめる
  • 支出の記録をつける
  • 家計簿やメモアプリを使って、日々の管理を見える化

そして何よりも――「お金と向き合う」習慣を止めないこと。

家計簿アプリは**「マネーフォワード ME」を使って、収支の把握をしています。
給与や固定費の引き落とし口座は、夫婦ともに
楽天銀行**に変更。
さらに預金や貯金管理のために、住信SBIネット銀行も活用しています。

主人と娘も住信SBIネット銀行の口座を持っていて、
毎月のお小遣いや貯金の振替などを、アプリで簡単に行えるようになりました。

他の銀行に比べて振込手数料やATM利用料が無料になる条件が多く
手間もコストも減ったことが、日々の家計管理を続けやすくしてくれています。

さらに、以前は大手キャリアのソフトバンクを使っていましたが、
リベで「固定費削減はまず通信費から」というアドバイスを知り、
家族で相談して楽天モバイルへ乗り換えました。

その結果、スマホ代は以前の半分以下に
通信速度も問題なく、今では快適に使えて、家計にも大きな助けになっています。

家計見直しは「保険」も対象に

保険については、ぜひ**リベ(リベ大)**での解説を一度聞いてみてほしいです。
(リベでは、難しい保険の仕組みもとてもわかりやすく説明されています!)

多くの人が、保険を「内容」ではなく「月額保険料」で決めてしまいがちなんですよね。
実は、リベに出会う前の私もまさにそうでした。

「なんとなく安心そう」「知人に勧められたから」といった理由で、
内容を深く理解せずに加入していたものがいくつもありました。

でも、リベで学んだ結果、本当に必要な保険はこの3つだけだとわかりました

  • 自動車保険
  • 火災保険
  • 掛け捨ての死亡保険(必要最低限)

(※ここでは詳しい解説は省きますが、リベの保険解説動画や書籍がとても参考になります)

それを踏まえて、私たちも加入していた保険をすべて見直しました。
内容がダブっていたものや、万一に備えるには過剰だった保障などを解約・変更し、
必要なものだけに絞ったことで、毎月の保険料もぐっと下がりました

また、家計を立て直す上で強く感じたのは、
やたらにローンや借金をしないことの大切さです。

リベでもよく言われていますが、
「お金を借りる」ということは、自分の未来の自由を先に手放すこと。
その場しのぎで安易に借りるクセがついてしまうと、気づけば返済のために生きるようになってしまいます。

私自身、過去にはカードローンや分割払いに頼りすぎていた時期がありました。
「一時的だから」「そのうち何とかなる」と思い込んでいましたが、
その感覚こそが、家計を崩壊させる元だったと、今は痛感しています。

今は、ローンを組むこと自体を「よく考えるクセ」がつきました。
「これは本当に必要?」「現金で買えないなら、今は買わない」という判断基準を持つことで、
心にも家計にも余裕が生まれています。

終わりに

過去の私は、お金の大切さにも、自分の心にも気づけませんでした。
気づいたときには、もう遅かった──そう思ったこともあります。

それでも、やり直すことはできました。
同じ失敗を繰り返さないよう、私は今も“お金と自分”に向き合い続けています。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。
次回の更新も、ぜひ楽しみにしていただけたら嬉しいです
🧸✨

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